RX-8
それは、唯一のロータリーエンジンを積む車。
スポーツカーなのに、4人がしっかり乗れる。
走行性能と実用性を兼ね備えた すばらしい車。
その車が今、2012年6月末で 9年2ヶ月という長い販売期間を終える。
その最終仕様車、Spirit R MT を今回は特集して行こうと思う。
車名 マツダ RX-8
グレード Spirit R MT
カラー アルミニウムM
装備 BOSEサウンドシステム フロアマット サイドステップ
エクステリア

エクステリアデザインは、このような感じになっている。
エクステリアのテーマは、 アスレティックテンション。
力強く、かつ美しいデザインだと思う。
スポーツカーでありながら、4人がしっかり乗れる New 4door sports for 4 adults という基本コンセプトなので、当然4ドアだが、そうには見えない。
チーフデザイナーの前田育男さんをはじめ、この車のデザインにかかわった人には敬意を表したい。
インテリア
インテリアのデザインテーマは、コンフォタブリータイト。
前から後ろへのパワーの流れを表現したそうだ。シンプルなデザインで、飽きが来なくてよい。
シフトノブは、ロータリーエンジンのローターを模したそうだ。
横からもつと、手の形が合ってよかった。
扉は観音開き。 フロントシートに座ってみると、見かけ通りのサイドサポート。体の形状にフィットし、長距離でも疲れないかと思われる。そう、このシートは レカロ社との共同開発だとか。
ただ、このシートは 高さの調整不可。そこが唯一の残念な点だと思う。
シートカラーは、特別仕様車なので、レッド革のコンビ。
フロントシートの背もたれ調整は、ダイヤル式で、ローターを模したデザインになっている。
今度はリアシートに乗ってみた。写真をいる限り、狭いんだろ? とか思いになることであろう。
しかし・・・
幅はないが、足元は意外と広い。何度もいう。意外と広い。 インサイトより快適である。
理由は、つま先が前席の下に入るから。
当方170cm(当時)あるが、それでもまだゆとりがある。
助手席がかなり後ろに下がっていたので、少し前に出せば 長距離でも快適にドライブできるかと。
天井もまだスペースがあった。
幅がないのと、窓が小さいので、閉塞感はある。
が、これはなかなかではないかと思った。
メカニズム
エンジンは、13B-MSP型を搭載。
2ローター654ccで、235馬力を発揮。
パワーはそんなにないが、気持ちよく回るエンジン。MTは9500回転までまわる。レシプロだったらほぼ無理である。
また、半分補器なので、レイアウトが自由になることが特徴。おまけにレシプロより低重心で、一石二鳥。
サスペンションは 前 ダブルウィッシュボーン 後 マルチリンクとなっている。
ブレーキは 4輪ベンチレーテッドディスク。フロントは大径17インチである。 国内ブレーキ性能試験では、最短の38.6M である。いまだに破られていない。
前後重量配分50:50。 また、エンジンの位置を中心に近づけることにより、FDよりもヨー慣性モーメントは5%軽減されている。
10000回転まであるメーターが、ロータリーの特徴。
このバッジもなんか寂しく見える。
総評
何もかもが最強で、敵はないのではないかと思う。 残念ながら、生産を終えるが、その情熱は生き続ける。
今後も開発を続けるそうなので、応援していこうと思う。



RX-8のパトカーがあったので、撮影。
カタログ紹介
左から 前期 後期 最終 アクセサリー
前期はこのように、2つになってる。
赤いほうは、写真。ロータリーエンジンの表紙のほうは、技術解説など。
後期は、ひとつにまとまった。表紙はローター状にくりぬかれている。
最終は、後期の画像を編集しただけとなっており、非常に残念である。
A Sportscar like no other それは、比類なきスポーツカー。 RX-8
生産が終わっても、この先引き継がれていくであろう。